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トレードで負けて学ぶこと

昨日は、英国の経済指標発表と同時にFXのトレードを行って数時間の間に大きな利益を上げることができ、俄然経済ニュースに興味が湧いて来ました。今までは新聞を読んでいても素通りだった経済欄も、読んでみれば、今後の為替レートに関する長期展望など、FXトレードと結びついた有益な情報がたくさん見つかります。
また、インターネット上には無料で経済指標のスケジュール表を見る事が出来る無料サービスがあるので、早速のパソコンの「お気に入り」に登録しました。

今夜は深夜3時にFOMC(米国の金融政策を決定する会合)の金利発表があるので注目、と書いてある。さあ、今夜は早めに休もうっと。

深夜2時半に起床。寝ぼけまなこで起き出してパソコンの電源を入れました。

大方の予想は、金利の引き下げとドル価格の上昇と書いてあったっけ。と言う事は、ドル買い、円売りに決まり!今日はかなり確実なトレードだから一気に儲けたいなぁ。いつもの5倍、5万通貨のトレードをしよう。

トレードでどれだけの通貨を売買するかをポジションサイズと言います。証券会社によって異なりますが、通常1万通貨が1ロットですので、5万通貨はその5倍の5ロットとなります。

ここ数回トレードで勝ち続けて自信が付いた私は、なんだか勝負師になった気分でした。
午前3時、USドル/円のチャートをじっと見ていると、突然ドル価格がどんどん上昇し始めました。

やっぱり思ったとおり!

5万通貨のUSドル買い/円売りを注文しました。
注文が通った後、USドルの価格は刻々と上昇し続けたかと思うと、突然がくんと下がり始めました
チャートを食い入るように見つめていると、一瞬でドルの価格が30銭近くも下がった後に、チャートは上がったり下がったり激しい動きをしています。

どうしよう。今日は反対にドル売りをするべきだったのかしら。それなら、損を承知で一旦決済して、USドル売り、円買いをすれば損を取り戻して利益を出そう・・・ここは決断が大事!

思い切って、30銭×5万通貨=1万5000円の損失を承知で先ほどの5万通貨のトレードを決済し、すぐに同じく5万通貨のドル売り、円買いの注文を出しました。

FOMC発表から30分後です。

すると、どうしたことでしょうか、一旦下がり始めたUSドルの価格が再び猛烈な勢いで上昇し始めました。すでに、FOMC発表時の為替レートから50銭近くも上昇しています。
トレード中の5万通貨のポジションによる損失は膨らむばかりです。

ああ、またレートが下がらないかなぁ。

祈るばかりで、何をしたらいいかしばらくは頭がぼうっとして分からなりましたが、はっと我に返りました。

ともかく、これ以上損しない為には、トレードを終了させないと。

ところが、なぜか、決済指示を出しても、なかなか注文が通りません。
その間にもじわじわと損失は膨らむばかりです。やっと3回目の決済指示で注文が通り、注文時より20銭高いレートでトレードを終えました。売りポジションですから注文時より20銭高いレートで決済した為、20銭×5万通貨=1万円の損失です。

これがいわゆる往復ビンタ・・ホント痛かった。

合計2万5千円の損失、22万円あった口座の残高は19万5千円になってしまいました。
翌日FXの会社に電話で、注文がなぜすぐに通らなかったのか問い合わせたところ、取引が集中している時間帯には注文が中々約定しない(通らない)事もあるとの事でした。

最初にちょっとレートが逆に動いたからといってすぐにトレードを終わらせてしまったのが大失敗だったわ。重要な経済指標時は、為替レートの動きがダイナミックだといっても、これほどまでに乱高下するとは考えても見なかった。

数回のトレードで勝ったからといってマーケットのことを理解しているような錯覚をして大きなトレードをしてしまった自分に反省しきりです。明日はトレードを休んで、これからどういう戦略でFXのトレードをするか研究する日に当てる事を決心しました。

それに、一気に儲けようなんて欲を出してポジションサイズを大きくしてはいけないのね。これからは注文内容と結果を日記風にノートに記録して二度と同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。

相場に授業料を払った形にはなりましたが、明日に向かって気持ちを切り替える事ができました。