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スワップポイントとは?

FX(外国為替取引)の収益チャンスは2つあります。

一つは、「FX(外国為替証拠金取引)とは」でもお話した、外貨を「安く買って高く売る」または「高く売って安く買う」ことで得られる為替変動による利益(これを「キャピタルゲイン」と呼びます)。

そして、もう一つFXには、各国の通貨の金利差による利益(これを「スワップポイント」と呼びます)による利益も得ることができます。

スワップポイント」=「各国の通貨の金利差による利益」
と、言われてもピンとこない方も多いかも知れません。

スワップポイントを理解するためには、まず「金利」とは何かを知らなければなりません。
金利」とは、お金を借りた人が貸した人に支払う「借り賃」にあたります。
銀行をお金に預けた際にも「金利」が付きます。預金の場合、私たちは銀行にお金を保管してもらっていると思いがちですが、実は銀行が私たちからお金を借りているともいえるのです。

金利は借りた(貸した)お金の「年○%」という形で表されます。金利「○%」でどのくらいの期間借りたか(貸したか)によって、利息「○円」が決まります。
例えば、金利2%の銀行に100万円を預けた場合、1年後には100×0.02=2万円の利息がつくことになります。

この「金利」は、国によって異なっています。
各国の政府銀行が公定歩合(一般の銀行にお金を貸す際の金利)を決めて、それに基づき、銀行が金利を決めています。

一般に金利が高い国というのは、
・好景気である
・インフレがものすごく進んでいる・外貨がほしいので金利を上げている
・現在発展中なため、急激な変化が多い
・貨幣価値が低い

と、いわれています。

金利が低い国というのは、
・不況が続いている
・デフレがものすごく進んでいる
・信頼できる通貨
・実は、平和な国である

と、いわれています。

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FX(外国為替証拠金取引)では、お金を証拠金として証券会社に預けて(預金して)いますので、当然、金利が発生します。この金利が各国の通貨によってバラつきがあるため利益を得ることができます。

では、その仕組みを例をとって説明してみます。

1アメリカドル=100円の為替レートの時に。
日本円の金利は0.05%、アメリカの金利は2.0%と仮定します。

ここで、10万アメリカドルをロングポジション(買っている状態)を建てたとします。

すると、アメリカドルの金利が年利2.0%、日本円の金利が年利 0.05%とすると、下記のような計算式となり、スワップポイントとして1日あたり約534円を受け取ります

【計算式】
10万米ドルにかかる金利は2.0%
100,000×0.02=2000
つまり、一年間で2000ドルの利子(円になおすと20万円)が付くことになります。

10万ドルを円で買うには1ドル=100円とすると、1千万円が必要です。
この1千万円に付く金利は0.02%なので
100,00000×0.0005=5000
一年間で5千円の利子が付くことになります。

つまり、10万ドルを1年間ロングポジションすると、
200,000-5,000=195,000
10万ドルを円で買うために必要な1千万円を持っているより195,000円多くの利子が付くことになります。
1年間で19万5千ですから1日だと

195,000円 ÷ 365日 = 約534円

この534円が、1千万円で10万ドルをロングポジション(買っている状態)した際の1日あたり発生する、アメリカドルと日本円の金利差になり、これを1日あたりの「スワップポイント」と呼びます。

例では、金利が低い日本円で、金利が高いアメリカドルをロングポジションしていますので、金利差はプラスになっていますが、逆に金利が高い通貨で金利が低い通貨をロングポジションした際には、スワップポイントはマイナスになるので注意が必要ですが、私たち日本人は、超低金利政策を行っている日本で暮らしているため、日本円を元手にしているため、スワップポイントは常にプラスになり、収益を得ることができるのです。