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ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行にはさまざまなメリットがありますが、何といっても振り込みなどに要する時間と手間の節約でしょう。とくに、給料日や支払いが集中する25日や月末などは、従来なら銀行のATMで30分やひどいときなどは1時間近く並ぶこともしばしばでした。

しかし、インターネットを利用することで、24時間いつでも好きなときに、自宅から取引ができるのです。

他口座への送金や引き落としなどの照会、ローンの返済などが待つことなくできます。さらに、振り込みなどは日にちの指定ができますので、事前に予約しておけば、当日、急に都合が悪くなり振り込みができなかったということもありません。最近では、パソコンがなくとも、携帯電話から振り込みや残高照会ができるようになってきました。まさに、ユビキタスな時代を実感できるシステムといえます。

利便性の他にも、振込手数料が安いのもネット銀行の大きな魅力です。一般の銀行に比べ1/2~1/3近くになる場合や、同じネット銀行同士なら無料になるところもあります。

さらに、預金金利についても、インターネット専業銀行の場合、店舗の維持費や人件費などの運営コストが軽減される分、金利に上乗せされているケースがほとんどです。また、実店舗のある銀行でも、インターネットバンキングを利用したほうが、利率が高い場合がほとんどです。

また、不良債権を抱えていないということも、ネット銀行の大きなメリットでしょう。新しくできたということで、実店舗もなくネットだけでの取引となりますので、当初は「本当に大丈夫なの?」と利用者側の不安も大きかったものの、大手都市銀行のようなバブル期のツケとなる不良債権はありませんので、むしろ歴史は浅くとも健全的な経営がなされ破綻の心配もありません。

では、ネット銀行のデメリットはどんなところにあるでしょうか。

確定申告など税金の還付や、年金・雇用保険などの公的機関からの振込用口座としては利用できません。また、入出金の際に利用するATMでは、硬貨入金に対応していないというデメリットもあります。

さらに、インターネットを使用することでの一番のデメリットは、やはりセキュリティ面でしょう。WEBサイトやメールを介して、知らない間に勝手にパソコンに侵入し、個人情報やデータを盗む「スパイウエア」というプログラムもあります。また、フィッシングといって、実在する企業や金融機関の名前で、正規のメールやWEBサイトを装い、暗証番号やクレジットカードの情報をだまし取る詐欺事件もあります。

銀行側でも、ファイヤーウォールによるサーバーの防御や128bitSSLの暗号化通信方式を採用するなど、各種対策を行っています。最近では、3つの暗証番号や画像指定などによる厳重な本人認証システムなども導入しています。また、個人でのセキュリティ対策として一番大切なことは、IDやパスワードの管理をきちんと行うことです。第三者に予想されにくいものにしたり、定期的にパスワードを変更することも大事です。不用意にメモなど記録に残すことはとても危険なので、くれぐれも注意しましょう。